ツールショップ「ファクトリーギア コンセプトスタジオ TOKYO」（台東区台東2）が11月11日、オープンする。

　「ファクトリーギア」は、ファクトリーギア（台東区）が運営する工具専門ショップで、日本国内外に17店舗を展開する。メインユーザーは車やバイク、自転車などを扱うプロのショップメカニックからラジコン、パソコンなどをいじる趣味人まで幅広い。同社広報担当者によると、「世の中には百均で買える安価な工具もたくさんあるが、ファクトリーギアは、世界中の一流工具メーカーから厳選して集めた上質な工具だけを取り扱うのが特徴」だという。

　今回、「ECショップとリアルショップが融合する最新工具情報発信基地」として同ショップを開設。約23坪の店内に、本格的なガレージをイメージさせる内装を施すほか、最新工具の体感コーナーを設置。店内の一部にはアメリカのデリバリーバンの車内をイメージした展示エリアを設け、日・独・米など世界各国の工具を手に取り、比較したり気に入った工具を購入できる。アメリカから直輸入したディッキーズ、日本綿布（岡山県）とグレースエンジニアーズが共同開発したつなぎなどのワークウエアも提案。

　さらに、ネットに接続したモニターを用意。ファクトリーギアスタッフが作成した300以上の動画や世界各国の工具メーカーが発信する動画を検索することができる。検索できる商品点数は110万点以上。価格帯は数百円のネジから100万円を超える工具セットまでさまざま。これにより、同社通販サイトにアクセスして発注したり、ネット情報では理解できない内容を店内でスタッフに質問したり、現物を確認したり、在庫があればその場で購入することも可能。事前にネットで購入した商品の受け取りにも対応する。

　同ショップについて、同社広報担当者は「現在はスマートフォンで簡単に欲しい商品を見つけて手に入れられる時代だが、その反面、工具という特殊なカテゴリーは実際に触って質感や握り心地を確かめることが重要で、それはネットでは不可能」と前置き、「『コンセプトスタジオTOKYO』では、ショップスタッフと話をしながら実物を手に取り、デモし、購入いただける。リアルショップのメリットと、ECショップならではの膨大な商品データや使用イメージを、工具メーカーや社内で制作した動画などで補うことで、お客さまに一番合った工具をお選びいただくことが可能になる」とアピールする。

　営業時間は10時～18時。水曜・土曜定休（祝日の場合、翌日）。