「アニメの教科書」販売開始-都が産学連携で作成、必要スキルを凝縮

画像=「アニメの教科書」

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 東京都はアニメ製作に関するテキスト「アニメの教科書」を作成し、1月7日から東京アニメセンター・オフィシャルショップ(秋葉原UDX4階)、有隣堂ヨドバシ Akiba店(千代田区神田花岡町1)で販売開始した。

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 教科書づくりを進めたのは、都がアニメ制作会社やアニメ関係の教育機関などと設立した産学連携団体「アニメ人材育成・教育プログラム製作委員会」。都によると「アニメ産業は東京が世界に誇る産業で、数々の質の高い作品を世に送り出し、世界をリードするクリエーターを輩出してきたが、近年、アニメ業界では人材育成の体系的教育カリキュラムが整備されてこなかったため、優れた発想や制作力を備えた若手クリエーターの人材不足が課題となっていた」という。そのため、同団体を設立し、アニメ産業の振興に必要な人材の育成を目指す。

 「アニメの教科書」には、アニメ制作を志す学生や若手アニメーターが、アニメ制作の現場で必要な知識やスキルを身につけるために必要な情報を盛り込む。内容は、アニメの歴史や概況、市場動向の解説などを記した「第1編 日本のアニメ産業」(106項)に始まり、アニメの企画から完成までを実例を交えて紹介する「第2編 アニメの制作」(148項)、「第3編 作画の基礎/仕上・美術」(270項)、作画に必要な技術が身につくよう、多くの見本を紹介する「第4編 DVD原画集」で構成する。

 価格は4編セットで10,290円。

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