
株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区、代表取締役社長:梅田 佳夫)は、全国の自治体等によるAI関連の調達データ839件を収集・分析し、自治体のAIに関する調達実態を明らかにしました。
分析の結果、市場セグメント別では「公共インフラAI」が103件で最多となり、「地域公共交通AI」98件、「教育AI」92件、「DX人材育成・研修」86件が続きました。また、調達方式では「企画競争」が366件(43.6%)で最も多く、公示日を確認できた827件では1〜6月に64.8%と調達が集中していました。
●調査の詳細はこちら
https://www.seedplanning.co.jp/news/6786/
自治体のAI導入は、生成AI・LLMやチャットボットにとどまらず、公共インフラ、地域交通、農業、介護・福祉・医療などへ広がっています。職員不足や行政DXの進展を背景に、業務効率化、住民サービスの高度化、インフラ維持管理など、幅広い分野でAI活用が進んでいます。
一方、自治体AI市場は用途ごとに価格帯、競争環境、発注主体、必要な実績・体制が異なります。また、入札公告、仕様書、評価基準、落札結果などの情報は各所に分散しており、市場全体を横断的に把握することは容易ではありません。
そこでシード・プランニングでは、全国の自治体等によるAI関連調達839件を対象に、公示書、仕様書、評価基準、質問回答、落札結果等6,978件、約1.03億字の情報を収集・構造化しました。自治体AI市場を13大分類・62中分類に整理し、案件数、調達金額、地域、調達方式、受注企業、調達条件等を横断的に分析しています。
●839件の調達データを独自に構造化した客観的なデータベースに基づく分析
●市場セグメント別では「公共インフラAI」が103件で最多
●調達方式は「企画競争」が366件(43.6%)で最多
●公示日を確認できた827件のうち、1〜6月に64.8%が集中
【自治体のAIに関する調達における市場セグメント別案件数】

全国の自治体等によるAI関連調達839件を13の市場セグメントに分類したところ、「公共インフラAI」が103件で最多となりました。「地域公共交通AI」98件、「教育AI」92件、「DX人材育成・研修」86件が続きます。
本調査における「公共インフラAI」には、道路・橋梁・上下水道・公共施設等のインフラ維持管理にAIを活用する調達が含まれます。生成AI・LLM関連だけでなく、社会インフラや住民サービスに関わる幅広い分野でAI関連調達が行われていることが分かります。
【自治体のAIに関する調達方式別構成】

調達方式別では、「企画競争」が366件(43.6%)で最多となり、「一般競争入札」が292件(34.8%)で続きました。希望制指名競争入札は90件(10.7%)でした。
市場セグメント別にみると、DX人材育成・研修や地域公共交通AIでは企画競争の比率が高い一方、AI-OCRや公共インフラAIでは一般競争入札の比率が高く、分野によって調達方式の構成が異なります。自治体AI市場への参入を検討する際には、対象分野の調達特性を踏まえた営業・提案アプローチが重要になります。
【自治体の公告月別件数】

公示日情報が確認できた827件では、2月の公示が130件で最多でした。レポートでは、Q4(1〜3月)が32.5%、Q1(4〜6月)が32.3%で、合計64.8%が1〜6月に集中すると分析しています。
自治体向けAIビジネスでは、案件の公示時期を把握し、そこから逆算して情報収集や提案準備を進めることが、営業活動を行う上で重要なポイントとなります。
調査対象:
全国の自治体等によるAI関連調達案件
調査方法:
公開情報・各種文献・企業公表資料等の収集・分析、自治体向けアンケート
調査時期:
2026年6月〜2026年8月
分析対象:
AI関連調達839件
有効回答:
アンケート有効回答数184件
主な調査項目:
市場魅力度・新規参入可能性評価、普及状況、導入動向、受注獲得に向けた営業戦略
調査主体:
株式会社シード・プランニング
本件に関するお問い合わせ
本調査の詳細はこちら:
https://www.seedplanning.co.jp/news/6786/
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