
リビング・ダイニングは家族が一日の多くの時間を過ごす住まいの中心的な空間です。床や壁紙の張替えのような内装工事から、壁を取り払う間取り変更、断熱・防音工事まで、リフォーム内容のバリエーションが広く、費用も50万円未満から500万円以上まで大きな幅があります。
この記事では、リビング・ダイニングリフォーム経験者400名へのアンケート調査をもとに、「きっかけ」「工事内容」「費用相場」「満足度」「満足・不満の理由」を整理し、リビング・ダイニングリフォームの実態をデータで解説していきます。
<記事等のご利用にあたって>
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■調査概要
調査名:リビング・ダイニングリフォームの相場に関するアンケート調査
調査手法:インターネットアンケート
調査期間:2026年5月3日〜5月10日
調査対象:全国の年収400万円以上、30歳〜69歳の既婚者でリビング・ダイニングリフォームをしたことがある男女
有効回答数:400件
■質問内容
質問1:リビング・ダイニングのリフォームを行ったきっかけを教えてください
質問2:実施したリフォーム内容をすべて選択してください
質問3:リビング・ダイニングリフォームにかかった総額費用を教えてください
質問4:リビング・ダイニングリフォームの満足度を教えてください
質問5:満足or不満だった理由を教えてください
※数値は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります
※複数回答を含む設問では合計が100%を超える場合があります
■リビング・ダイニングリフォームのきっかけ|老朽化・内装の傷みが上位を占める

リビング・ダイニングのリフォームに踏み切ったきっかけは次のとおりです。
・老朽化・劣化:39.0%
・内装(床・壁)の傷みが気になった:31.0%
・使い勝手・動線の改善:26.3%
・デザイン・見た目の改善:23.3%
・部屋を広くしたい(間取り変更):21.3%
「老朽化・劣化」が39.0%で最多となり、「内装(床・壁)の傷みが気になった」も31.0%と上位を占めました。設備や内装の経年劣化が、リフォームを検討する主なきっかけの一つであることがうかがえます。
一方で「使い勝手・動線の改善」26.3%、「デザイン・見た目の改善」23.3%、「部屋を広くしたい」21.3%となっており、経年劣化だけでなく、使い勝手やデザイン性の向上を目的としたリフォームも一定数見られました。
■リビング・ダイニングリフォームで多い工事内容とは?

実際に行われた工事内容は次のとおりです。
・壁紙(クロス)の張替え:70.5%
・床(フローリング等)の張替え:66.5%
・天井の張替え・塗装:54.0%
・照明の交換・追加:42.3%
・間取り変更(壁の撤去・設置):40.0%
・建具(ドア・引き戸)の交換:38.0%
「壁紙の張替え」「床の張替え」「天井の張替え・塗装」が上位を占め、内装の刷新が中心になっていることが分かります。これらの仕上げ材の工事は、空間の印象を大きく変える効果が期待できる一方で、施工面積が広いため費用に大きく影響する工事でもあります。
「間取り変更」が40.0%、「建具の交換」が38.0%と一定の割合を占めている点も特徴的です。リビング・ダイニングは家族構成やライフスタイルの変化に応じて空間の使い方を見直しやすい部分でもあり、構造に手を入れる工事の比率が他の部位より高めだといえます。
■リビング・ダイニングリフォームの費用相場|価格帯は広く分散

リビング・ダイニングリフォームにかかった総額費用の分布は次のとおりです。
・〜50万円未満:10.5%
・50〜100万円未満:14.5%
・100〜150万円未満:14.0%
・150〜200万円未満:15.0%
・200〜300万円未満:16.8%
・300〜500万円未満:12.3%
・500万円以上:17.0%
最も多いのは「500万円以上」の17.0%、次いで「200〜300万円未満」の16.8%となり、特定のボリュームゾーンに集中せず、価格帯が広く分散している点が特徴です。100万円未満で完結する小規模リフォームも25.0%存在する一方、100万円未満が25.0%である一方、300万円以上も29.3%で見られます。
リビング・ダイニングは、壁紙や床の張替えなどの内装工事から、間取り変更・断熱・防音を含む大規模改装まで工事内容が幅広く、工事範囲によって費用差が大きくなりやすい部位です。施工面積も他の部位より大きい傾向があるため、選ぶ仕上げ材や工事範囲によって費用は数倍単位で変動する可能性があります。
■リビング・ダイニングリフォームの満足度|約8割が満足と回答

リビング・ダイニングリフォームを実施した方の満足度は次のような結果になりました。
・非常に満足:24.0%
・満足:60.0%
・やや不満:15.3%
・不満:0.8%
「非常に満足」と「満足」を合わせると84.0%となり、約8割の方が肯定的に評価しています。一方で「やや不満」は15.3%、「不満」は0.8%となり、肯定的な回答が多数を占める一方、一定数の不満も見られました。
リビング・ダイニングは工事範囲が広く、費用も大きくなりやすい一方で、自由回答では、仕上がりや動線改善への満足が見られる一方、費用や施工品質に関する不満も確認されました。工事範囲が広いリビング・ダイニングでは、仕上がりイメージや工事内容を事前に共有しておくことが重要と考えられます。
■満足・不満の理由から見るリビング・ダイニングリフォームの実態

リビング・ダイニングリフォーム後の満足・不満の理由について自由回答で尋ねたところ、回答内容は大きくいくつかの傾向に分類されました。
以下は、実際の回答内容に基づく分析です。