特集/コラム

【インタビュー】2008-02-29

アイドル 高部あいさんが語る−ドラマ・コスプレ・秋葉原の魅力

秋葉原中央通りの歩行者天国−そこではアニメキャラクターやメードなどコスプレをした来街者の姿を多々目にする。そんなコスプレと「都市伝説」をコンセプトにしたドラマ「コスプレ幽霊 紅蓮女(ぐれんおんな)」をテレビ東京がこの冬(毎週金曜深夜)、放送している。「コスプレ幽霊 紅蓮女」は、陰気な性格で孤独な女教師「辺倉史代」を中心に展開する。辺倉史代の生きがいは、「紅蓮女」と呼ばれる幽霊のコスプレをして、夜な夜な怪奇スポットをはいかいし、人々を驚かすこと。そんな彼女が、はいかい中に遭遇する事件に「紅蓮女」として立ち向かうというストーリー。アキバ経済新聞では、同ドラマ主演の高部あいさんに、ドラマの魅力やコスプレ、彼女が持つ秋葉原のイメージなどについて話を聞いた。(以下、敬称略)

■「紅蓮女」主演に抜擢されて

高部あいさん−「コスプレ幽霊 紅蓮女」主演、おめでとうございます。辺倉史代は一癖ある上に、19歳の高部さんよりも年上の女教師というキャラクターですが、こちらの役に抜擢されたときのお気持ちは?

高部「最初は『教師』という役を演じることに不安がありました。ついこの間高校を卒業したばかりの私が、いきなり教師を演じることになりビックリしましたし、生徒役の子たちも同い年の子が多いので『ちゃんと教師に見えるかな?』というのが、すごく心配でした。でも、史代は悪どい部分があったり(笑)、素直な部分があったりと多面性を持ったキャラクターなので、それを演じることについては、楽しみで仕方なかったです(笑)」

−辺倉史代の第一印象はいかがでしたか?

高部「初めて原作を読んだときは、『すごく暗い女性』っていうイメージだったのですが、出来上がった台本では、心の中ですごくネガティブなことを思っていても、本当は単に人と話すのが苦手なだけで、自分の弱さを隠すために強がったことを言ったり、思ったりするところとかが描かれていて、『史代って、かわいい人だな』って思っちゃいました。本当は根が明るい人なんでしょうね」

−高部さんは、史代と似ている部分がありますか?

高部「私も人前が苦手なんです…(苦笑)。ホントに人前が苦手なんです。中学校のクラス発表会とかもすごく緊張しちゃったほどです。でも、史代は学校の教師である時点で、強い人ですよね。だって、教壇に立ってるんですもん。あと似ているところといえば、変に自分を強くみせようとしちゃうところもですね。自分に自信がないのを隠そうとして、強い態度で振る舞っちゃったりとか…」

高部あいさん−高部さんが史代の教え子だったら、史代に対してどう思いますか?

高部「『ちゃんと授業して!』と思っちゃいますね(笑)。授業中も声が小さくてボソボソ喋っているし、面倒くさがり屋だからパソコンで作った資料を見せてるだけだったりするので(笑)」

−あはは(笑)。ドラマを見ましたが、コミカルなキャラクターに挑戦したり、変顔を披露したりしていますが、これまでアイドル的な立ち居地にいた高部さんにとって、そういったことを演じることに抵抗はなかったですか?

高部「それが、まったくなくって、逆に現場に入って本番までの時間に『ここはどうやろうかな?』って考えたりとか、楽しかったです(笑)」

−鏡を見て練習したりしたんですか?

高部「そういうときもありました。『ここ、どういう表情したらいいだろう?』って迷ったときに鏡を見たり…。でも、特に変顔を意識しているわけじゃなくて、『どうやろうかな?』って考えると、自然と出てきちゃう感じですね。コミカルな部分は最初、表情だけで表現していたんですけど、話を重ねるごとに、動作も細かく加えられるになってきました。最近では、表情は普通だけど動きでコミカルな面を表現してみたりとか、色々変化をつけて演じるのが楽しいです」

−史代役を演じる上で、注力したポイントは?

高部「頭をフル回転させているのは、前述のコミカルな面と、それに加えて紅蓮女になってからの立ち振る舞いを、話を重ねるごとにかっこよくなっていけるように努力したり、逆に、自宅にいるシーンではリラックスしてる感じに見えるよう演じたり、特にシーンごとにメリハリがつくように頑張りました」

−教師・紅蓮女・素の史代といった3役の使い分けについては、いかがでしたか?

高部「紅蓮女のコスプレをしていても、史代の素の部分が出てくることがあったりとか、根本的な部分はどの状態でも一緒なので、迷ったり悩んだりはそれほどなかったですね」

■特殊メーク×コスプレ−今後してみたいのはセーラーマーズ

紅蓮女−ところで、紅蓮女を演じるにあたり、特殊メークを施した「幽霊コスプレ」に挑戦されていますが、コスプレしてみてどうでしたか?

高部「最初は、もっと幽霊っぽいダラーっとした暗い服とかをイメージしてたんですけど、実際は、衣装に関して言えば、明るい色を基調にしてたり細かいところまでビーズの細工が施してあったり、裾を実際に火で燃やしてピロピロ感を出していたり、全体的にオシャレな感じでびっくりしました。移動するのは大変なんですけど(笑)」

−やけどの特殊メークも、リアルですよね。

高部「初体験で、最初は顔が動かしづらくて気になっちゃたり、自分で鏡見てビックリすることもあったんですけど(笑)、今はもう慣れて、あんまり違和感ないですよ」

−あの特殊メークって、完成するまでにどれくらいかかるんですか?

高部「始めのころは、2時間〜3時間かかってたんですけど、最近は30分〜40分で完成するようになりました」

−メークの間、高部さんは何をやってるんですか?

高部「台本を読んでるときもあれば、お話してるときもありますし、色々ですよ」

高部あいさん−真冬の寒空の下、あのコスプレはさぞかし寒かったのでは…?

高部「すんごい寒かったですけど、スタッフさんたちが用意して下さったふかふかのブーツやレッグウォーマーとか色んな防寒グッズを使って乗り切りました(笑)」

−紅蓮女のサイトの方では特設ブログを公開されてますが、高部さんの素の表情が見られていいですね。

高部「ありがとうございます。もっと更新したいんですけど、ちょうど昨日の夜、携帯が壊れてしまって、更新できないんですよ(苦笑)。いきなり電源がつかなくなっちゃって『あれ?』って…。早く携帯を直して、史代の部屋のセット内にある小道具とか、撮影の裏話とか普段話せないことも皆さんに知ってもらえたらなあと思ってます。1日何回も更新したいです(笑)」

−ファンの方も、そういう話は楽しみでしょうね。ところで、今回は幽霊コスプレでしたが、今後、高部さんがしたいコスプレとかありますか?

高部「してみたいコスプレ…。何だろう…。私、結構、色んなコスプレをしたことがあるんですよ。雑誌、DVDの撮影とかプライベートで友達とプリクラ撮る時とか…」

−今までは、どんなコスプレしたことがあるんですか?

高部「えっとですね、お仕事ではティンカーベルや、幽霊の格好とかで、プリクラではメードの格好もしましたし、アラビアン、チャイナとかもやりました!」

−色々やられてますね(笑)。

高部「すっごいあります(笑)。逆に何がないかなあ?うる星やつらのラムちゃんとかしてみたいですね。あっ!あとは、『美少女戦士セーラームーン』のセーラーマーズが小さいころから大好きなので、セーラーマーズのコスプレはしてみたいです!」

−じゃあ、ぜひ、アキバに買いにきてください(笑)

高部「あははは(笑)」

−では、「コスプレ幽霊 紅蓮女」の見どころをお聞かせください。

高部あいさん高部「いろいろありますよ。サイコキラーや、紅蓮女の正体を暴こうとする人、ストーカーみたいな人など、まわりに正体不明な人たちが多くて、その人たちがどんな人たちなのかというのも見所の1つですし、史代の恋の行方も…。あとは、紅蓮女として色んな事件を解決していく上で史代自身がどう変わっていくかとか、都市伝説同好会の生徒達と今後どんな関係になっていくかとか…。自分でも気になってます(笑)。ハラハラドキドキ要素とコメディー要素が満載なので、皆さんにドキドキしつつも笑って見てもらえたらいいなと思います」

■「秋葉原に来ると落ち着きます(笑)」

−秋葉原でのイベント開催を経験されている高部さんですが、高部さんが持つ秋葉原のイメージはどんなものですか?

高部「電化製品がたくさん売っている、最先端の街っていうイメージですね。あと、何かに熱中している人たちが集まっている街っていうイメージもあります。例えば、アイドルが好きな方だったらアイドル一筋とか、ゲームが好きだったら、ゲーム一筋とか」

−確かに、とがった人は多いですね。

高部「普通、途中で飽きちゃったりして、そこまで熱心になれたりしないですもん」

高部あいさん−では、秋葉原のファンはどうですか?

高部「私のファンイベントに来てくださる方はいつも笑顔で優しい方が多く、すごく安心します。『本当に温かく見守ってくれてるんだなあ』とイベントがある度に実感しますね。ありがたいです。あっ!あと、皆さんプロ並みのカメラを持っているところに、いつも感心してしまいます(笑)」

−ファンの話が出てきましたが、高部さんはどんな男性が理想ですか?

高部「ワーワーギャーギャーやってる人はちょっと苦手なので、もの静かで落ち着いてる人がいいなあと思いますね」

−外見と性格については?

高部「とくにこれといってはないですけど、眉毛を細くしてる人はダメです(苦笑)。太くあってほしい(笑)!腕の毛がつるつるの人とかもちょっと…。自然体が1番です。性格については、あんまり怒らず見守ってくれたり、『よしよし』ってしてくれるような温厚な人がいいです」

−じゃあ、アキバにいる男性たちはどうですか?

高部「みなさんワーワーギャーギャーっていうより、のほほんとした方が多くて、ゆったりと時間を過ごしている、自分たちのペースを持ってるイメージですね。私もプライベートだと、急いだり急かされたりするのが苦手なので、だから、私も秋葉原に行くと、落ち着くのかもしれません(笑)」

−最後に高部さんは今後、どうなっていきたいですか?

高部あいさん高部「もっと勉強して、演技中心にお仕事していきたいなと思います。プライベートとお仕事の両方では、ファッションに注力して自分に似合うコーディネートを見つけたり、雑誌でもかっこよくキマるようにしていきたいです。あと、今年の目標としては、やらないで後悔するより、やって後悔するように過ごしていきたいと思ってます。なぜか今年は、昨年に比べて『まっすぐに前向きに頑張りたい』っていうのが強いので、その気持ちを維持しつつ前進していけたらなと思います」

−ありがとうございました。

高部あいさん【あとがき】

番組終了後の遅い時間にも関わらず、疲れた表情を一切見せずに逆に「遅くなりすみません」と笑顔で迎えてくれた高部さん。インタビュー中も身振り手振りと、笑いを交え一生懸命に話をする姿が印象的だった。アキバ経済新聞では「今年は前向きに頑張りたい」という彼女の活躍に、今後も注目していきたい。

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