ツクモケース王国(千代田区外神田1)は10月8日、初期型セガサターンをPCに改造した「サターンPC」のデモを開始した。
同機は、セガが1994年に発売した据え置き型ゲーム機「セガサターン」の内部を、汎用パーツを用いてPC化したもの。内部の構成を外し、IntelのデュアルコアAtomを搭載している。ドライブは東芝製のスリムコンボドライブをすべて分解し、サターンの光学部に合わせて穴を開け、固定。セガサターン専用カードリッジにも改造を施し、内部にUSBメモリを組み込み、実際に使用することが可能。接続されているセガサターン周辺機器のマウスは、バッファロー製のレーザーマウスを内蔵しているため、動作する。
スペックはCPU=Atom N330、M/B=D945GCLF2、メモリ=DDR2-800 2GB、HDD=WD1600BEVT、搭載OS=Windows XP。
同機について、同店担当者は「サターンが壊れたときの、兄の『パソコンにすれば?』の一言で本当に作ってみた。製作費はセガサターン代を含まないで約5万円。内部加工は固定に便利なホットボンドを使用した。当初ファンを付けるつもりはなかったがデュアルコアAtomの発熱が激しかったため、60ミリファンを搭載することにした。完全に趣味で作った(笑)。今後も機会があったら改造作を作っていきたい」と話している。
営業時間は平日・土曜=11時~19時30分、日曜・祝日=10時30分~19時。