ファミリーマート(豊島区)は9月30日、直営店「ファミリーマート外神田六丁目店」(千代田区外神田6)などでOTC薬品の実験販売を開始した。
今回の販売は、薬事法の改正にともない一般小売業でも医薬品の販売が可能になることに対応して行うもの。実施店に薬剤師6人を常駐させOTC薬を販売することで、「医薬品の販売・検証」「登録販売者の養成ノウハウ構築」を行う。実験として同店を含む直営2店舗でOTC薬販売を開始し、将来的にはフランチャイズ店舗へと拡大する。
今回の実験販売について、同社担当者は「OTC薬は、コンビニエンスストアでの購入要望が高いといわれているが、ほとんどの店舗で販売・検証されていない分野。そのため弊社では、店舗で実際にOTC薬を販売し、各種のデータ収集・検証を実施し、医薬品販売のノウハウを蓄積する。実施店舗で実務経験を積んだ社員が登録販売者試験に合格した際には、他の直営店に配属しOTC薬販売店舗を拡大していく。今回の実験販売では、時間帯を区切って販売しているが、今後の検証過程では24時間販売も実施していく」と話す。
同店でのOTC薬販売時間は、平日=7時~23時、土曜・日曜・祝日=7時~22時(実験検証する上で随時変更になる可能性あり)。