インターネットコンテンツなどを手がけるマッシュアップル(千代田区神田和泉町1)は12月2日、モバイル機器紛失時回収代行サービス「モバターン」の提供を開始した。
同サービスは携帯電話などのモバイル機器に収得者への謝礼を含めたタグシールを貼り、紛失時に同社の対応窓口で回収代行するもの。
24時間365日対応のコールセンターの設置により収得者がその場で電話をかける機会を逃さないほか、報奨金(1,000円、3,000円、5,000円)をあらかじめ設定することで、拾得者が事務局へ端末を郵送できるように誘導し、回収率を上げる。落とし主もコールセンターにかけることで発見されたかどうかの確認が警察や公共機関よりも早く行うことが可能だという。タグシールはイラストレーターのオリジナルデザインを採用する。
また、同サービスのマスコットキャラクターとして「モバたん」を制作。「『痛電・痛モバ』」路線を狙うという。設定は、本名・茂原牡丹(もばらぼたん)18歳。好きな物は納豆と和菓子。髪飾りは定期的に変わる。服は文化祭シーズンの学生を意識し、性格は明るく熱血系。
同サービスについて、同社広報担当者の川井さんは「リサーチした限り、発見した場合にお客様と拾得者が直接やりとりするモデルは存在していたが、第三者が代行して謝礼金を支払うというものはないと思われる。シール材に関しても、これまでは資産管理シールの様なデザイン的に貼りたいと思えるシールではないケースが多いため、こうしたサービスはほとんど普及していないのでは」と話す。「使用例として、弊社スタッフは携帯電話だけでなくニンテンドーDS LiteやPSP、iPod nanoなどにも貼り付けている」とも。
利用料金は、基本使用料金=2,400円ほか。携帯電話を紛失し、モバターン事務局経由での回収を行う場合は運送料金や拾得者への回収報奨金(計約5,000円)が必要。