8月27日、アキバ3Dシアター(千代田区外神田4)で行われた記者発表で「東京国際アニメフェア2007」の公式キャラクターが初公開された。
キャラクターは今回で6代目。公式キャラクターに選ばれたのは、フリ-イラストレーターの常田麻里子さんの作品。一般公募392作品の中から選ばれた。モニターに映し出された日本と東京のビル群、その画面から飛び出すアニメキャラクターで国内の映像メディアだけでなく様々な場で活躍しているアニメ業界を表現したという。
常田さんは、「人間にもロボットにも解釈できるデザインにすることで未来やアニメの豊かな表現力をアピール。作り手側やクリエーターなどの製作現場を象徴するものとして筆を持たせた。紅白や七色の虹のような日本的な配色にし、目の表現など造形的にも現代ジャパニメーションを連想させるキーワードを入れた。また、このイベントが国際交流や育成の架け橋となることを願って、キャラクターが描くモチーフは虹とした」と話している。
同フェア実行委員会は採用のポイントについて、「常田さんの作品と審査員らのイベントに対する思いが合致したから」だという。
今後キャラクターは「東京国際アニメフェア2007」の国内外の広報・宣伝活動などに1年間使用していくほか、9月1日にリニューアルするという同フェアの公式サイトでも大きく露出していくという。