秋葉原で「KONDO ROBOSPOT」(千代田区外神田3、TEL 03-6421-6976)などを展開する近藤科学(荒川区)は同社が手掛ける二足歩行ロボット「KHR」シリーズの新製品を発売することを明らかにした。
今回発表された新製品は「KHR-3HV」で、「KHR」シリーズの第3世代となるもの。従来の機種と比べて身長が最も高い一方で、横幅は既存商品とほとんど変わらないのが特徴。このほか、新開発のサーボモーターを使用して外装をスマート化。これにより、より自由な外装デザインを施すことができる。軸構成については、自由度を追加する拡張性に考慮。製品標準では17軸の自由度だが、ダミーサーボをサーボに交換することで22軸まで増設可能。また、耐久性と組み立てやすさを両立させるほか、各パーツ、汎用性を確保して設計した。パーツの一部は従来機種に使用することもできるという。
同社は2004年、二足歩行組み立てロボットキット「KHR-1」を発売。2006年には、低価格化と動作性を向上した後継機「KHR-2HV」をリリースし、現在に至る。
「KHR-3HV」について同社広報担当者は「KHR-2HVの発売から3年が経ち、二足歩行ロボットの認知度も上がった。同様の製品も多数発売されているがKHR-3HVはさらに進化した内容となっているため、コアなロボットビルダーからロボット初心者、学校・企業など幅広い層に使用してもらえるのでは」と期待を寄せる。
価格は12万円前後で今夏の発売を予定する。