アキバで「おそうじ志隊」-有志ボランティアが街を清掃、参加呼び掛け

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 有志ボランティアによる清掃活動「おそうじ志隊(したい)」が9月13日、秋葉原全域で実施される。

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 同活動は2002年、千代田区議会議員小林たかやさんが主体となり、地元住民や小林さんが編集長を務めるフリーマガジン「あきば通」の読者に呼び掛け、街の環境美化の第一歩としてゴミ拾いボランティアを行ったのが始まり。

 2002年6月の初回、当時は秋葉原駅前再開発が始まる前だったため駅前の都の空き地を拠点に、「アキバに来る人にゴミを捨てないで欲しい。そのためにアキバに集まる若者が拾えば、捨てなくなるように」願いを込めゴミ拾いを開始。大学生・会社員などが参加。「アキバに恩返しをする」と言っていた若者も多数いたという。

 2回目は同年11月に行われたが、10月に千代田区「生活安全条例」で路上喫煙が禁止されたことからタバコの吸殻が圧倒的に減少。3回目(2003年7月)からはコスプレ参加者も現れ、当初は一般参加者からクレームが出たが、コスプレ参加者がまじめにゴミ拾いを行っていたことから、納得が得られたという。

 4回目(2004年11月)以降、再開発に伴う建設工事が本格化したうえ、以前借用していた会場の敷地もなくなり、余儀なく延期に。再開発が一段落した2007年11月、5回目を開催。6回目となる昨年7月は、その一月前に「秋葉原事件」が起きたことから、「参加者が少ないのでは?」(小林さん)と懸念したというが、逆に増加。昨今では、応援してくれる人も増えたという。

 7回目となる今回は、秋葉原UDX敷地内に拠点を置き、グループごとに分かれて秋葉原全域の清掃活動を予定する。

 小林さんは「一人でも恥ずかしがらず、どんなかたちでも、少しの時間でも、ゴミ拾いに来てほしい」と参加を呼びかける。「アキバを故郷と思う方は、アキバをキレイにして、愛してほしい。アキバを『住んで良し』『訪れて良し』『働いて良し』の街にしていきたい」とも。

 開催時間は14時から約2時間を予定。受け付け開始は13時~。

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