5月14日、秋葉原の万世橋のたもとにある「交通博物館」が85年間の歴史に幕を降ろす。閉館は、館内施設の老朽化やバリアフリー対策に伴うもの。同館は1921年に鉄道開業50年記念事業として「鉄道博物館」という名で開館し鉄道専門の博物館として開館された後、第二次大戦後まもなく「交通博物館」と改名し、自動車・船・飛行機・鉄道を扱う交通専門の博物館として再開館した。運営は東日本旅客鉄道株式会社から委託を受けた(財)交通文化振興財団が行っていた。同館は閉館後さいたま市に移転し、2007年10月14日、現在の8.5倍にあたる、4万2500平方メートルの敷地に一部3階建て、延べ床面積約2万平方メートルの新博物館を開館予定。現在、閉館に際し同館のあゆみ写真展や、大型精密模型の特別公開、のほか、旧万世橋駅遺構特別公開(予約受付終了)など開催中。
交通博物館