BTOによるDOS/Vパソコンの製造販売を手掛けるMCJ(千代田区岩本町)は10月30日、新子会社「iriver japan(アイリバージャパン)」(千代田区岩本町)の設立を発表した。
同社は、携帯型オーディオ機器ブランド「iriver」の商標使用権取得と、同ブランドを活用した新規事業の開拓を目的に1,000万円の資本金を100%出資して設立した。
「マウスコンピューター」ブランドを用いたPCの製造・販売を主力事業としていた同社。新会社設立の理由について、ポータブルデバイスの進化とそれに伴う市場拡大を受けて、ポータブルデバイスを事業戦略の一環として位置づけた同社と、海外事業戦略の転換を行った同ブランドを所有するレインコム(韓国)の間で、MCJが既存事業の受け皿会社を設立、「iriver」ブランドを活用して相互利益を追求することで合意に至ったためだという。
同社では、アイリバージャパンの初年度(2006年11月~2007年3月)売上高を約5億円と見込んでおり、今後はMP3プレーヤーの販売を行っていくほか、動画・音楽配信市場への参入を見据え「iriver」ブランドのポータブルデバイスの開発・製造・販売を行っていくという。