東北地方太平洋沖地震が発生した3月11日以降、秋葉原でもさまざまな動きがあった。
11日地震発生直後、秋葉原では店内から避難する人が歩道からあふれ、一時、歩行者天国の様を呈したほか、各店が営業中止をアナウンス。交通網がまひし、時間が経過するごとに帰宅困難者が増加。彼らに対応するため、秋葉原UDXなどのスペースが開放され、「シャッツキステ」「ふれんどりぃ ふぁいあ」などのメード系店舗も無料開放措置を講じ、帰宅困難者に対応した。さらに週末、ベルサール秋葉原で予定されていた大型イベント「eb!フェス2011~10周年感謝祭~」の開催中止の告知も行われた。
翌12日は、時間を短縮して営業する店舗や休業する店が見られたほか、ラジオ会館が館内点検のため15日まで休館を発表。その一方で、イオシスアキバ中央通店などが「がんばろうアキバ」と携帯電話の充電を無料提供開始。このほか、東京電力からの需給ひっ迫による停電の可能性と節電の依頼を受け、PCパーツ店などでは節電営業を展開。看板、店内照明、空調の使用を抑えて協力した。
13日も、引き続き営業時間短縮、節電営業を展開する店が見られたほか、地震に備え、懐中電灯や電池、携帯充電器などを求める客が増え、一部品薄になるなどの状況に。
そして、14日、NPO法人リコリタが日本財団CANPANプロジェクトと連携し、秋葉原での義援金募集活動を開始。アイ・カフェ AKIBA PLACE店、あにぷる、シャッツキステ、JAMアキハバラ、ディアステージ、Bar Gartenで義援金受け付け。各店で震災復興を応援する動きを見せている。