秋葉原に拠点を置く富士ソフト(本社=横浜市中区)は4月26日、Android Marketで日本語入力システム「FSKAREN for Android(エフエスカレン フォー アンドロイド)」のダウンロード販売を始める。
エフエスカレンは、単語予測や文章の予測により、少ないキー操作で日本語をスムーズに入力するシステム。1997年から、携帯電話や組み込み機器向けに販売してきたが、スマートフォンをはじめとするアンドロイド搭載端末の普及拡大を見据え、昨年11月にアンドロイド端末メーカー向けに販売開始。今回、一般向けにダウンロード販売を始める。
ダウンロード版は、「予測変換機能」「文節変換機能」のほか、「2タッチ入力機能」やタッチパネルに対応した「フリック入力」機能、これまでオプションとして搭載していた「手書き入力」機能を標準搭載する。
さらに、一般と携帯端末向けアプリケーション開発者を対象に専用コミュニティーサイトを、それぞれ開設。一般向けには、専用辞書やバージョンアップ、ユーザー同士の掲示板を、開発者向けには、他のアプリケーションとの連携を目的とした技術情報を提供する。
価格は980円。3年で7万本の販売を目標に掲げる。