ジーンズメイト「アキバあそび館」(千代田区外神田1)の撤退が明らかになった。
同店は2009年12月、ジーンズを中心としたカジュアルウエアと服飾雑貨など従来の同社店舗の品ぞろえのほか、「アキバならでは」のグッズや雑貨類を取りそろえる新業態店舗として出店。オープン当初は24時間営業を行っていたが、昨年5月に24時間営業をやめ、営業時間を10時~23時に変更した。
店内は6フロア構成で、1階~3階=雑貨・バラエティーグッズ、秋葉原土産、4・5階=アパレル、6階=休憩スペース、イベントスペースとして展開。アパレルフロアではメードによる接客サービスも提供していたほか、アニメなどとコラボレーションしたオリジナルTシャツなども販売していた。
オープンから約1年半、ジーンズメイト(渋谷区)は同店閉店を発表。同社広報担当者は「これまで、当社で取り扱いのなかったグッズや雑貨類の採用やメードによる接客販売に加え、規模は小さいながらもトークショーなどのイベントも開催し、それぞれに手応えを感じることができた」と振り返る一方で、「多層階という構造に対して思い通りの運営ができなくなったため閉店を決めた」とコメントする。
今後については、「現時点で決まってはいないが、またいつか秋葉原に再出店したい」「多くのお客さまにご愛顧いただいた『アキバあそび館』というブランド(コンセプト)は今後も大切にしていく。秋葉原以外のエリアで展開することも視野に入れている」と話している。
閉店は5月23日。