「漫画家のキャリアフォーラム～マンガでメシを食っていく！」が6月4日、秋葉原で開催される。

漫画家348人の労働・育成環境を調査

　主催の「トキワ荘プロジェクト」は、NPO法人「NEWVERY」が手掛ける取り組み。漫画家の卵が成長するのに必要な環境の提供や、漫画関連の仕事の紹介、新人漫画家の懇親会などを通じて、プロ漫画家志望の若者を支援しているほか、今年1月には、漫画家348人を調査した「漫画家白書」を刊行。プロ漫画家志望の若者を育成に注力している。

　今回、「漫画家白書」に次いで新人漫画家の教科書となる本を目指し、過去5年の活動で延べ200人弱の新人漫画家の育成に携わってきた同プロジェクトの知見や、プロの漫画家、編集者のノウハウを詰め込んだ「マンガでメシを食っていく！ 漫画家のキャリアプラン」を刊行する。

　同書刊行に合わせ、漫画家のうめ/小沢高広さん（「東京トイボックス」など）、一色登希彦さん（「ダービージョッキー」など）、日本漫画家協会会員・中野晴行さん、国際アニメ研究所所長・高橋光輝さん、NEWVERY事務局長・菊池健さんらを迎え、出版不況、震災の影響などを踏まえた、新人漫画家育成に関するフォーラムを開催。「漫画家志望者はどのようにしてプロを目指していけばいいのか」を－テーマに話し合う。

　会場はデジタルハリウッド大学（ダイビル7階）で、開催時間は13時～16時。参加費1,000円。定員は80人で、参加には事前の申し込みが必要。