JR東日本ウォータービジネス(渋谷区)がJR秋葉原駅などで展開する「次世代自販機」が6月16日、「デジタルサイネージアワード2011」を受賞した。
同自販機は、デジタルサイネージを活用した自動販売機で、47インチ大型タッチパネルディスプレーを採用。ユーザーは同タッチパネルで商品を選んで購入することができるほか、性別・年代、時間帯・気温に合わせて飲料をすすめるレコメンド機能や、どの飲料がどの性別・年代に購入されているかデータを取得するマーケティング機能を搭載。通常の自動販売機の約2倍の売り上げを上げるなど、デジタルサイネージの成功事例として話題を集めている。
今回、「多岐にわたり導入効果が高い事例と感じる」「長い間技術的な進歩がなかった自販機に、さまざまな技術を組み合わせることで全く新たな販売網となった」「今回のエントリー作品の中で、一番話題性のあるデジタルサイネージ」などの評価を受け、同賞を受賞した。
昨年8月、JR品川駅に初めて設置されて以降、秋葉原駅や東京駅、仙台駅などに49台を設置。同社は今後も合計500台を、東京近郊の駅ナカで展開していく予定だという。