ナイトレイ(目黒区)は9月7日、ソーシャルネットワーク上で共有されている位置情報データの解析結果の一部を発表した。
SNS上で共有されている位置情報データを「GEO-ACTIVITYデータ」と称し、同データの解析ツール「T-rexa(トレクサ)」の開発を進めている同社。今回、同社は同ツールを利用して7月分のデータを解析。その一部を発表した。
同解析結果によると、位置情報が多く共有されていた場所に「カフェ ソラーレ リナックスカフェ 秋葉原店」、「ヨドバシカメラ マルチメディア梅田」、「代々木オクトーバーフェスト」、「さいたまスーパーアリーナ」、「つくばエクスプレス 秋葉原駅」がラインアップ。
「シェアするユーザの特性から、やはり秋葉原や電気店は多い傾向が見られる」(同社)という。また、イベント会場などの投稿も多く、「さいたまスーパーアリーナ」に関しては、7月24日に行われた「水樹奈々 Live Journey 2011 さいたまスーパーアリーナ」が圧倒的な数だったとも。
このほか、大型家電ショップとして知られる「ヨドバシカメラ」を100パーセントとして、「ヤマダ電機」、「ビックカメラ」、「ケーズデンキ」を比較した場合は「ヨドバシカメラ」=100%、「ヤマダ電機」=52%、「ビックカメラ」=50%、「ケーズデンキ」=47%という結果に。曜日別で見た場合は土曜日が最も多く、火曜日が一番少ない。この傾向は家電量販店に限らず他ジャンルの位置情報でもよく見られる傾向だという。
コンビニ比較では、「セブンイレブン」を100%とした場合、「セブンイレブン」=100%、「ファミリーマート」=73%、「ローソン」=41%、「サークルKサンクス」=16%、「ミニストップ」=13%となり、コンビニの売上高・シェアランキングとも一致する結果に。曜日別では土曜日が、時間帯では昼の12時台が多いという。さらに、位置情報シェア時のコメントとして「ガリガリ君」「アイス」というキーワードが多く投稿され、「夏のコンビニの目玉商品が伺えた」(同社)としている。
位置情報データ解析ツール「T-rexa」のリリースは9月末を予定。