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各地の萌え米をメードらが秋葉原で育成-秋葉原菜園で新たな試み

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 NPO法人「秋葉原で社会貢献を行う市民の会リコリタ(以下リコリタ)」は5月8日、日本農業新聞(台東区秋葉原2)屋上で「秋葉原菜園2012キックオフイベント」を開催した。

メードらによるいちごの水やり

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 2009年から秋葉原に本社を置く日本農業新聞とのコラボレーション企画「秋葉原菜園」プロジェクトを展開している同NPO。

 かつて青果市場の中心地だった秋葉原で、江戸野菜の新しい価値創造を図り国内の自給率促進を目指す同企画の一環として秋葉原のメード店など参加の下「アキバ米」の育成や、地産地消・食料自給率アップを目的に同菜園で育てた作物を、エコをテーマにした飲み会「グリーンドリンクスアキバ」で提供するなどしてきた。

 4年目となる本年度は新たに、各地の「萌え米」と呼ばれる米を育てている団体と連携。鹿角の「萌えみのり」「あきたこまち」(秋田)、高野町産「こしひかり」(広島)、「きぬむすめ」(大阪)などを秋葉原で働くメードらが同菜園で育てる。

 同菜園の管理人を務める秋田出身の成田さんは「地元農家の衰退を目の当たりにしてきた。だからこそ、何らかのかたちで全国の農家の力になりたいと思っていた。そんな中、『萌え米』の存在を知り、『萌え米』という新たな農業の試みを、秋葉原菜園を通じて情報発信できればと思い、今回の試みが実現した」と話す。「秋葉原の特色を生かしつつ、地方農業と都市農業をつないで新しい都市型農業のかたちを模索したい」と意気込みを見せる。

 今後は、「萌え米」を秋葉原で販売する「お米っ娘マーケット(コメケ)」の展開を目指すという。

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