トレーディングカードゲーム(TCG)専門店による連合団体「カードショップアライアンス」が設立されたことが9月25日、明らかになった。
同アライアンスは「ビジネス最優先のカードショップではなく、カードゲームファンの期待に応えることを最優先に運営を行うカードショップの集合体」だという。
加盟するのは、秋葉原に店舗を構える「ファイヤーボール」(運営=メインフェーズ)をはじめ、「カードショップ・オーガ」(同=芳林堂書店)、「G-PROJECT公」(同=パッショーネ)、「グリフォン」、「フェイズ」と東海地方の「FireBall」(同=アミューズメントプロジェクト)など計21店舗(9月末現在)。
アライアンスのコンセプトには、カードゲーム文化を守るため商品販売日の厳守やルールに沿った適切な大会運営、販売促進品の適切な取り扱い、法令にのっとった古物(シングルカード)取り扱いを厳守するコンプライアンスの強化などを掲げる。「カードゲームを愛するスタッフ」を店内に配置し、楽しく正しいカードゲームとの付き合い方をユーザーに提案、カードゲーム文化をより拡大・繁栄させていくことなどにも取り組んでいく。ユーザーの意見や販売実績を集計し、カードゲームをより楽しく遊べる環境づくりに役立てていくとも。
主な業務内容は、TCG関連イベントや期間限定ショップの提案・運営、TCG全般のリサーチ業務、新TCG開発のテストプレー・コンサルティングなど。
同アライアンス広報担当者は設立経緯について、「とにかくカードゲームが好きで、『さらに業界を盛り上げたい』『ショップの枠を超えて楽しさを伝えたい』という思いを持ったショップやスタッフが集まり、アライアンスを組むに至った」と話す。
現在、加盟店を募集しているほか、10月7日には同アライアンス設立記念イベントをニコニコ生放送で配信。今後は、「イベントや企画を発信して業界全体を盛り上げていきたい」と意気込みを見せる。