千代田区が運営する秋葉原駅東側広場(千代田区神田花岡町)の有料公衆トイレ「オアシス@akiba」が6周年を迎えた。
公衆トイレの在り方について検討し、安全で安心できる魅力あるまちづくりを推進することを目的とした「公衆トイレに関する検討協議会」の提言(2004年3月)を受けて、都心にマッチし、誰でも快適に利用できる「安全で明るく清潔なトイレ」の整備モデルとして2006年10月に開設した同施設。
都内自治体が設置する初めての有料公衆トイレ(利用料=100円)として、女性用パウダーコーナーなどを備えた「ハイグレード」な仕様と係員常駐により、誰もが快適に利用できる質の高いサービスを提供しているほか、秋葉原来街者へのタウン情報を提供する「情報コーナー」と、路上喫煙を減少させる目的で「喫煙コーナー」を併設。維持管理は、利用者からの利用料と喫煙コーナー運営に伴う負担金などにより、千代田区の実質的な負担は全体の1割弱程度(約200万円)だという。
区によると、利用開始から6周年目となる10月15日までの有料トイレ利用者は、延べ51万9569人。6年間の平均では年間8万6595人が利用。情報コーナーの利用者数は1日あたり50人、喫煙コーナーは1日あたり3933人。この1年間(昨年10月16日~今年10月15日)での有料トイレの利用者数は、9万509人(1日平均248人)だったという。
時間は7時~22時。