新東海旅行(台東区)は3月17日から「秋葉原英語案内マップ」の設置型無料配布を始めた。
秋葉原に来訪する訪日外国人観光客を対象としたウオーキングガイドツアー「Akibaland Tours(アキバランドツアーズ)」を2009年から催行してきた同社。今回、同活動の一環として秋葉原エリア内の商業店舗を紹介する観光マップを、外国人に分かりやすく伝えられるよう英語で制作した。
マップ掲載店舗は12ジャンルで、「電化製品/Electricity」「飲食店/Food」「ラーメン/Ramen」「丼(どんぶり)屋/Bowl rice」「カレー屋/Curry」「カフェ(一般的な喫茶店)/Cafe」「コンセプトカフェ(メードカフェ含む)/Concept cafe(&maid cafe)」「コンセプトショップ/Concept shop」「漫画(本)/Manga book」「薬局/Drugstore」「ホテル/Hotel」「その他/Other」の計約250店舗。
マップデザインは、背景に暗い色を使い、ビルを表すマークには円すい形のポイントを置くなど、秋葉原の根底に根付く「電気」+「サイバー」なイメージを強調した世界観を目指した。さらに、丼店のマークに漢字の「丼」を、カレー店のマークに漢字の「匙(さじ)」を使うなど、外国人観光客に楽しんでもらえる工夫も施したという。
掲載する画像は、「この場所ってどこ?」と聞きたくなるほか、秋葉原に来ている人でも「場所は知ってるけど、こんな風になってるんだ」と言ってもらえそうな、「新たな視点で捉えた」(同社)写真を採用する。
同社広報担当者は同マップについて「今回制作したマップには、アキバランドツアーズの案内が載っているだけで、広告を一切掲載していない。旅行会社が作る観光マップとしては、英語でなおかつ広告も載せずに制作したものはなかなか少ないのでは」と話している。
設置場所は、ツーリストインフォメーションセンター、Travelex(外貨両替)、都内宿泊施設、秋葉原エリア内免税店、@ほーむカフェ、なでしこ寿司、テクノロジア、パセラリゾーツほか。台湾(台北)、フランス(パリ)、イギリス(エジンバラ)など海外でも配布する。