雑誌「コンプティーク」10月号の完売店続出を受け、KADOKAWA(千代田区)は9月11日、同誌の重版決定を発表した。
角川ゲームスとDMM.comが共同開発したソーシャルゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」。プレーヤーは提督となり、日本海軍で実際に活躍した駆逐艦・軽巡洋艦・重巡洋艦などの軍艦を擬人化した美少女キャラ「艦娘(かんむす)」を使って自分だけの艦隊を編成・育成し、強化しながら無敵の連合艦隊を目指すもの。今年4月にサービスインし、8月28日の時点で登録ユーザー数は60万人を超える。
コンプティーク10月号に、公式イラストレーター・コニシさんによる描き下ろし表紙と艦娘たちのルーツを追った艦娘型録(かたろぐ)や運営鎮守府・田中謙介さんの艦これ誕生秘話を84ページにわたって特集した別冊付録が付いたことから、9月10日の発売と同時に秋葉原をはじめとする書店などで完売が続出した。
中でも、アニメイト、ゲーマーズ、書泉では特典のブロマイドを目当てにする客で開店前から行列ができた。
今回、同社に「書店に置いていない」「掲載漫画の続きが読めない」「付録が手に入らない」などの声が多数寄せられたため、コンプティーク10月号の緊急重版を決定。再販時期は9月下旬。次号コンプティーク11月号(10月10日発売予定)でも「艦隊これくしょん-艦これ-」の大特集を予定しているという。