タイトー(新宿区)は10月、「タイトーステーション 秋葉原店」(千代田区外神田4)など同社が展開するアミューズメント施設で交通系電子マネーでの決済対応を始めた。
今年5月、「nanaco」「楽天 Edy」「WAON」など電子マネーでの決済に対応し、これまで14店舗にマルチ電子マネー端末を導入してきた同社。
今回、「Kitaca」「Suica」「PASMO」「TOICA」「manaca(マナカ)」「ICOCA」「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」の交通系電子マネーにも対応。10月19日の「タイトーステーション 新宿南口ゲームワールド店」を皮切りに、同26日には、「同秋葉原店」「同新宿東口店」「Hey」、11月2日には他13店舗でスタートした。ゲームセンターにおける交通系電子マネーでの決済は「業界初」(同社)だという。
電子マネー決済の導入効果について同社は、タイトーステーションの来店客の95%以上が電子マネーを保有しており、そのうち約80%が「ゲームセンターで電子マネーを使いたい」とアンケート調査で回答。さらに、約半数がゲームをプレーする際に電子マネーを使い、「支払いが楽でいい」「両替の手間が無くて助かる」などの声が寄せられたという。
さらに「店舗でも電子マネーでの決済が増えることで両替金の準備や集金業務などスタッフの作業が軽減され、これまで以上にお客さまサービスを充実させることができる」とも。
今後、来年3月末までにタイトーのアミューズメント施設44店舗に導入し、マルチ電子マネー端末約9800台を設置する計画。