土産商品などを手がける大藤(荒川区)は4月25日より、秋葉原のホビーショップなどで「おでんカレー」の販売を始めた。
「おでんカレー」はカレーにダシをきかせたおでんの具を投入したもので、具には大根、玉ねぎ、こんにゃく、ちくわ、牛すじ肉、うずら玉子がラインアップする。パッケージは「妹」をフィーチャーし、美少女キャラクター風のイラストをプリントするほか、「めしあがれ、お兄ちゃん」とのコピーを配しているのが特徴。「ドジっ子妹がカレーに挑戦したが、イマイチな出来に居候のネコ型生物『IMO』が機転をきかせて、昨日のおでんの残りを投入してできあがった」という設定も設ける。価格は500円。
同社広報担当者は商品の誕生経緯について、「『秋葉原=おでん』というイメージで、社長がおでんを使用した商品を模索していたところ、たまたま昼食にカレーを食べた際『カレーとおでんは合うのでは』という発想が浮かんだのが、商品開発の発端」と話している。「妹」にフィーチャーした点については「もともとのコンセプトに、『昨日のおでんが残っている台所で本日のカレーを作っていた際、誤っておでんをカレーの中にこぼしてしまった』という設定があり、台所でそんなドジを犯すキャラクターといえば『妹』-ということでイメージが走り出し、現在の設定に落ち着いた」という。
今回発売となった同品は「アキバ発」のキャッチフレーズで、同社が展開している土産商品の第2弾となるもので、第1弾では麻生太郎外務大臣をモチーフにした男性が描かれたパッケージの「太郎ちゃんの牛乳カステラ」を12月下旬に発売し、これまでに約3万1,000個販売している。