DEARS(北区)は5月18日より、ヤマギワソフト(千代田区外神田3)などで朗読CD「『Come across』~DEARS朗読物語~Vol.2 グリムの童話」の販売を開始する。
同CDは同社が手がけるマルチメディア学習教材や情操教育、教養CDの一環として発売。若者層やアニメ好きな子どもの情操教育に関心を持つ親世代をメーンターゲットに、古き良き童話作品の再評価と、現代の「声優ブーム」との融合を目指し展開する。
内容は、世界的に有名なグリム兄弟による童話を一線で活躍する声優らが朗読したものと、朗読に合わせて伴奏された旋律を収録するもの。収録する童話は「ブレーメンの音楽隊」や「赤ずきんちゃん」、「星の銀貨」など計6話で、参加する声優は千葉紗子さん(=「苺ましまろ」伊藤千佳役)、小山力也さん(=「24-TWENTY FOUR-」ジャック・バウアー役)、後藤邑子さん(=「涼宮ハルヒの憂鬱」朝比奈みくる役)ら3人。気鋭の若手クリエーター一美さんのイラストブックレットも付属する。価格は3,000円。
同社広報担当者は同作品について「これまでの童話CDに比べ朗読に高音質の音楽伴奏とサウンドエフェクトを使用しており、聞きやすく、朗読童話CDに手軽に触れて頂くきっかけにもなる作品」と位置づけているほか、「草創期の童話は著作権が切れているため、近年盛んになりつつある著作権消滅作品の再商品化ビジネスモデルとしても大きな試み」と話している。
また、デジタルハリウッド大学(外神田1)の現役学生が制作に参画しており、産学連携を行なっている教育機関との連携も今後、強化していきたいという。