CompTIA(コンプティア、コンピュータ技術産業協会/本部=米国イリノイ州)日本支局は5月10日、サードウェーブ(千代田区外神田4)が同社直営店のパソコンショップ「ドスパラ」全国32店舗すべてに「CompTIA A+」取得販売スタッフを配置したことを発表した。
CompTIAは、EDI(Electronic Data Interchange)がさまざまな規格で利用され情報が飛び交う中、ISOやIEEEに対し標準化を提言するため、各社が集まる場として1982年にシカゴで設立。その後、欧米を中心とし14拠点を持つ非営利グローバルIT業界組織として展開。技術標準化の提言や各業務の業務保証となる実務能力基準の認定活動などを行なっている。
一方、CompTIA認定資格とは1993年のPCの爆発的な普及に伴い、クライアント環境の運用管理業務を理解する人材が急激に不足するといった事態に対処するため、技術標準化を進めるノウハウを生かし、各社が集まり、「業務」に対する標準化を進め、個々人の「業務保証」のガイドラインを作成してできたもの。
各販売員がプロフェッショナルであることや、フルカスタムPCの特徴を生かした顧客一人一人のニーズに合った機器をアドバイスとともに提供できる接客を目指すサードウェーブでは、販売スタッフが「CompTIA A+」を取得、店頭に配置することにより、対外的にスキルを証明し、より高い顧客満足度のサービス提供を図るという。