家電量販店のエディオン(大阪府大阪市)は10月12日、同社全額出資の子会社「東京エディオン」(千代田区外神田3)を設立することを明らかにした。
東京エディオンの設立目的は、関東での出店強化と石丸電気(千代田区外神田1)など既存の関東地区店舗に対する支援強化を行うため。資本金は3億円で、設立は同19日。出店計画は今年中に都内で1店舗、今年度中に関東圏で1店舗を予定する。
エディオンは、デオデオ(広島県廿日市市)、エイデン(愛知県名古屋市)、ミドリ電化(兵庫県尼崎市)の3社をメーンに、中部以西の西日本を中心に1,064店舗を展開しており、グループの売上高は業界2位で店舗数では業界1位を誇る。
一方、東日本での店舗進出は遅れており、「家電需要額の大きい関東地域でのシェア獲得が欠かせない」との理由から、昨年7月には関東事業推進部を設置。以降、石丸電気の株式取得や、今年4月の東京営業本部設置など、関東での事業強化を図っている。