藤田観光(文京区)は11月15日、同社が運営する秋葉原ワシントンホテル(千代田区神田佐久間町1)の建て替えに着手することを明らかにした。
スケジュールは、来年3月末に営業を休止、建物の取り壊しを行い、2010年4月に地上14階・地下1階建てのビルに369室の客室と料飲店舗1店を付帯して、営業を再開する予定。15平米以上の客室をベースに、セキュリティーを充実させたレディスフロアの設置や、快眠寝具の導入、IT環境を整備するなどし、ビジネスや観光で訪れるユーザーのニーズに応えるホテルを目指すという。
今回のリニューアルは秋葉原の再開発が進む昨今、電気街としてだけでなく、ビジネス街へとしても目ざましく変ぼうを遂げつつある街の状況を受けて、今後さらに、長期的・安定的にホテルとしての経営基盤を確立するため、老朽化した建物を取り壊し、装いを新たにして営業展開する必要があるとの判断で建物のオーナーと合意。建て替えを決定した。
秋葉原ワシントンホテルは、1980年に開業。客室数は312室で、レストラン2店舗が入居している。同ホテルは開業以来、ワシントンホテルチェーンを代表するホテルとして常に高稼働を維持していたという。