凸版印刷、中国・紫禁城全景を3DCGで再現-一般へ初公開

©2007 TOPPAN PRINTING CO., LTD.

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 凸版印刷(千代田区神田和泉町1)は1月5日より、トッパン小石川ビル(文京区)でバーチャルリアリティー(VR)コンテンツ「故宮VR『紫禁城・天子の宮殿』」の一般公開を開始した。

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 同コンテンツは、中国の故宮博物院との共同プロジェクトの一環として製作されたもの。北京にある紫禁城は、明・清王朝の皇帝の居城で、現在は故宮博物院として公開されている世界遺産。今回上演する作品は、2003年に完成した第1部「太和殿」で、皇帝即位の儀式が行われた故宮最大の宮殿「太和殿」を中心に、天安門から連なる紫禁城全景を3DCGで再現したもの。プロジェクトではこれに続き、2005年に第2部「三大殿」を完成。現在は、第3部「養心殿」を製作中で今後、順次公開上演を行っていく方針。

 同社は、故宮博物院と2000年から共同研究「故宮プロジェクト」を進めており、保護・管理の観点から、全体の3分の1程度しか公開されていない故宮文化資産の保存と公開を目指している。同社が開発した文化財向けの高精細VR技術を使い、同コンテンツを製作、これまで関係者のみに公開されていたが今回、一般公開することで合意した。

 上演日は毎週土曜・日曜と土曜・日曜に続く祝日で、上映回数は1日8回。上映時間は30分。観覧料は印刷博物館の入館料のみで一般300円ほか。

凸版印刷、「宋版漢書慶元刊本」をデジタルアーカイブ化(アキバ経済新聞)凸版印刷

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