特集 2009.12.10

いつでも、どこでも無線LAN－モバイルルータ「クティオ」を秋葉原で使ってみた（後編）

★コロボックル（銀座線末広町駅交差点近くの喫煙スペース）★

テスト時間帯＝平日21時頃
つながるorつながらない＝つながった
スピードテスト結果＝以下、参照。
※風景画像＝計測場所イメージ

★芳林公園★

テスト時間帯＝平日21時頃
つながるorつながらない＝つながった
スピードテスト結果＝以下、参照
※風景画像＝計測場所イメージ

★神田明神★

テスト時間帯＝平日21時頃
つながるorつながらない＝つながった
スピードテスト結果＝以下、参照
※風景画像＝計測場所イメージ

★リナックスカフェ★

テスト時間帯＝平日20時頃
つながるorつながらない＝つながった
テストしたテーブル＝壁際入り口近く
※風景画像＝計測場所イメージ
備考＝接続はできるものの、ページ閲覧はほぼ不可能。イー・モバイルをノートパソコンに直挿ししても、ネットの利用にストレスを感じる結果に。店内のイー・モバイル自体の通信環境が良くないのかもしれない。
スピードテスト結果＝以下、参照

★JR山手線内★

テスト時間帯＝平日23時頃
つながるorつながらない＝つながった
備考＝秋葉原からJR山手線に乗車し移動中にテスト。イー・モバイルの圏内の場所は基本つながった。また、感覚的に神田、鶯谷をはじめそれほど大きな駅でない場合、イー・モバイルの利用者が少ないからかスピードが出やすかった気がする。スピードテスト結果＝以下、参照

★秋葉原駅前プラザビル9階飲食店★

テスト時間帯＝平日12時頃
つながるorつながらない＝つながった
スピードテスト結果＝以下、画像参照

★秋葉原UDX内トイレ★

テスト時間帯＝平日13時頃
つながるorつながらない＝つながった
スピードテスト結果＝以下、参照。

■ 実際に「クティオ」を使ってみての雑感

・接続してしまえば、切断されることがほとんどなかったため、安定したネット環境下でネットを楽しめた。
・ iPhone所持時、ほとんど通話はせずネットばかり使っていたため、イー・モバイルの契約変更なしで、かつ、ほこりをかぶってしまっていたiPod touchでiPhone使用時に近い環境を手に入れることができたのが、大収穫。
・バッテリーでの駆動時間が2時間のため、ずっとON状態にせず、要所要所で使用するか、別売りのバッテリーパックを予備で持っておいたほうがベターかも。
・YouTubeのHDクオリティー動画は見ることができなかった。

■ 「イー・モバイル『Pocket WiFi』には負けない！」－ハイホーが考える「クティオ」の魅力

体験取材後、実際にハイホーセールスマーケティング部馬渕さんに同社が考える「クティオ」の長所や短所、他メーカーライバル機について話を聞いた。（以下、敬称略）

－「クティオ」、使わせていただきました。ありがとうございます。便利ですね～。

馬渕　ありがとうございます。

－アキバ経済新聞編集部で、もろもろレポートしましたが、実際に御社が考える「クティオ」の長所や魅力って、どんなポイントだと思いますか？

馬渕　複数のインターネット接続をひとつにまとめて行えることですね。また、今までパソコンにしか接続できなかった高速データ通信機器を「クティオ」に接続することでポータブルゲーム機やその他のツールを無線LAN経由で利用できるようになり、高速データ通信機器の利用用途が広がることも「クティオ」の魅力です。

－弱い点や短所などもあるんですよね？

馬渕　そうですね、短所とまではいきませんが、やはり通信エリアは高速データ通信事業者のサービス提供エリア内に限定されてしまうことや、「クティオ」に接続している複数の端末で大容量のデータを一度に使うと、高速データ通信機器の通信速度がボトルネックになってしまうことですかね。

－ちなみに、今回、自分たちはiPod touchで接続して色々と試してみたのですが、御社的には、ほかにどんなシーンやユーザーにおすすめですか？

馬渕　時間と場所を選ばずに無線LAN経由でインターネット接続を利用したい方におすすめしています。中でも、パソコンを持ち運ばずにポータブルゲーム機や iPod touchで手軽にインターネット接続をしたい方には特にプッシュしたいですね。あとは、プレゼンや情報調査をすぐさま共有したいといったビジネスでの利用にも適していると思います。例えば、複数人で訪れた出先でインターネット接続を個別に行うのではなく、ひとつの接続をシェアして同時にインターネット接続をすれば通信費用のコストダウンにもつながりますし、インターネットからの情報を同時にシェアできるなどのメリットがありますよ。

－なるほど。一方で、先日、イー・モバイルから「クティオ」と似た「Pocket WiFi」が発売されましたが、御社にとってPocket WiFiは、やはりライバルになるのでしょうか？

馬渕　Pocket WiFiは、高速データ通信端末と無線LANアクセスポイントの機能がひとつに備わった商品なので、十分にライバルですね。負けませんけどね！

－おっ！なんで、負けないんですか？

馬渕　「クティオ」は機能がハードウエアで分離できているため、それだけ利用ニーズが広がるはずなんです。例えばこれから新規で高速データ通信端末の契約を行う方は、「クティオ」もPocket WiFiも選択いただけますが、既に高速データ通信端末を契約済みの方がPocket WiFiを利用するには現在の通信端末の解約や変更を行う必要がでてしまいます。また、イー･モバイル以外の端末も一部利用できますので、使っていただける方は幅広く存在すると考えています。さらに「クティオ」は、今後発売される通信端末にも対応する可能性もあるので、通信端末との組み合わせはさらに広がるはずです。それだけ、いろんな方の、いろんなニーズに応えることができることが、「クティオ」がPocket WiFiと差別化できている特徴ですね。

－最後に、新たなライバル機が登場したことで、ユーザー獲得にさらに力を入れていかれることと思いますが、「クティオ」の今後の展開を教えてください。

馬渕　ひとつのインターネット接続をシェアできるという点でサークルやプレゼン用の必須アイテムとして認知されるよう広めていきたいと考えています。もちろん、インターネットにつながることがひとつのキーポイントですので、ハイホーの「hi-hoモバイルコース-EM7.2U」と一緒に利用していただければ、より、利用メリットは増えると思いますよ。同コースは現在キャンペーン中で、同じ通信規格のサービスにおける月額料金定額コースの中では業界最安値水準で提供しておりますので、リーズナブルに高速モバイル通信が利用できます。こちらに「クティオ」を組み合わせて利用することでモバイルをさらに便利で快適にご利用いただけると考えております。

－なるほど。ありがとうございました。