神田明神(千代田区外神田2)で現在、「春まつり」が開催されている。
神田明神は730年、武蔵国豊島郡芝崎村(現在の千代田区大手町・将門塚周辺)に創建された神社。現在の地に移したのは1616年で、江戸城の増築に伴い、江戸城の表鬼門守護のある現在の場所に遷座した。
以降、江戸時代を通じて「江戸総鎮守」として、幕府をはじめ江戸庶民に至るまで崇敬を受けている。同神社には大己貴命=縁結びの神、少彦名命=商売繁盛の神、平将門命=除災厄除の神が鎮座する。
桜に彩られた境内で行われる同まつりでは、無形文化財「神田囃子」奉納演奏や将門太鼓・神田明神稚児太鼓の奉納演奏のほか、茨城県・坂東市と新潟県・長岡市産地直送物産市などが行われる。
開催は4月5日まで。