Long Tail Live Station(中央区)は1月25日、秋葉原で関係者向け発表会を行った。
元バンダイ会長で現日本BS放送社長の山科誠さんが社長を務める同社。2011年7月の地上デジタルテレビ放送開始に伴い、従来のアナログ番組が視聴できなくなることを受け、アーカイブ検索機能を持つ次世代の動画検索エンジンの開発を行い、動画、音声による検索を可能にした映像番組のネット配信とライブ中継を開始する予定であることを明らかにした。
配信する番組は、同社の「再価値化技術」を使い、スポーツ、コンサートの生中継や戦前、戦後からの希少な映画、記録ニュース、アニメ、テレビ番組などのコンテンツをすべて著作権者の許可を得て、デジタル化、カラー化、3D化。これらのコンテンツにジャンルやタイトルなどの属性のほか1秒1秒のシーンにも自動的に検索タグが貼られる仕組みをもった次世代の動画検索エンジンを開発し、ネット配信を行うという。
配信については、同時アクセス1,000万人を上限として、録画はハードディスクを通さずにBDなどの磁気媒体に直接書き込めるコンテンツダウンロード技術に対応。配信中の画像が違法にアップロードされた場合も、リアルタイムに逆探知できる機能を持たせるなど、同時アクセスによる障害、不法コピーにも万全を期す。
視聴者への課金は、3分程度の無料視聴制と、大手会社発行のポイントが併用できる有料視聴システムを構築する予定。