シー・エス・ティー・エンターテインメント(千葉県鎌ヶ谷市)は2月24日、同社が手掛ける「『おたく』専門ソーシャルマッチングサービス『おたくま』」のマッチ機能大幅アップデートを実施した。
今回、同社が実装したのは「奇跡のオタク友達を探し出せる『キセキマッチ』」。これまで同サイトでは、おたく趣味を持つ者同志を自動マッチさせるサービストを展開してきた。しかし、オタク文化の多様化により、複数趣味をもつユーザーや、想定していなかった「秋葉原散策」「牛丼サンボ」など、「おたく趣味」にとらわれず、「自分の趣味を自由に登録したい」「もっと多くの趣味からマッチさせたい」などの意見があったという。
こうした背景を踏まえ、最大5つの趣味が自由にキーワード(完全フリーワード方式)として登録できる「キセキマッチ」をスタート。設定するオタク趣味には「なぜこのオタク趣味が好きなのか」など説明文を入れることも可能。これにより、「自分の趣味趣向に限りなく近い同志が現れるのを待つ楽しみを味わえる」という。
同サービスの実装について、同社広報担当者は「これまではマッチさせることに最大の重きをおいてきたが、現在ではユーザーは新たな楽しみ方として、自分の趣味が0%であることの再確認として使用したり、過疎趣味だからこそ他のユーザーにアピールして宣伝する目的など、わたしたちが想定していない使い方で楽しんでいる」と話し、加えて「運営チームも想定していなかった新たな楽しみ方が日々生み出されている現在、キセキマッチがどのように使われていくのか楽しみ」と期待を寄せる。
今後同社は、80%以上のマッチ者が現れると自動的に「お知らせメール」が届く「クリティカルマッチメール」の実装も予定している。