凸版印刷(千代田区神田和泉町)は5月13日、NTTデータ経営研究所(渋谷区)が主催する「カーボンオフセット・プロダクツ・プロジェクト」と共同で、印刷工程のCO2排出をゼロとしたカーボンオフセット・イージーオーダー・カレンダーを開発し、5月中旬より本格的な販売を開始すると発表した。
これまで、環境配慮型の紙製飲料缶「カートカン」製造工場である袖ヶ浦工場と本社をカーボンオフセットによる「CO2排出量ゼロ工場」「CO2排出量ゼロオフィス」として試験的な取り組を実施してきた同社。今回のカーボンオフセット・カレンダーは、それに続く取り組みとなる。
同商品には同社が展開するイージーオーダー・カレンダー「TOPカレンダー」約200種類のうち7種類にカーボンオフセットを適用。「TOPカレンダー」は、凸版印刷が用意した絵柄や形状、素材などから選択し、販促・広告向けの自社カレンダーを「低コスト」(同社)で製作できるサービス。環境問題へ敏感な企業向けの新しい環境配慮製品として、本格的な販売を始めるという。
想定価格は、1部約700円~900円(1色で各企業の名前を印刷し100部の場合)。販売目標は2010年度売り上げで約3億円(該当7品種)。