山崎製パン(千代田区岩本町3)は3月16日、東日本大震災に対する支援状況などについて発表した。
「緊急時における被災地への食料の提供を食品企業の使命」と考え、災害発生直後から、農林水産省や関係省庁、各自治体と連携しながら、食料支援活動に取り組んできた同社。3月14日までに約60万個の菓子パン、食パンの緊急食料支援を実施しているほか、今後も引き続き全国25工場でフル生産体制を組むなどし、最大限の供給確保に努めるという。
同社の工場の現状については、仙台工場では建物と設備の一部に損傷などの被害が発生し、現在操業を見合わせているほか、関東地区の複数工場で一時操業を停止していたが、現在は復旧していると説明している。
併せて、ヤマザキショップ、デイリーヤマザキ、ヴィ・ド・フランスなどの店舗で、東日本大震災の被災地の救援のための募金活動も展開。預かった義援金は、NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパンと国際開発救援財団を通じて被災地での緊急援助活動に活用する。
募金の受け付けは今月31日まで。