コトブキヤ(立川市)は12月1日、ラジオ会館1階に「ホビーショップコトブキヤ秋葉原ラジオ会館店」(千代田区外神田1、TEL 03-5298-6300)をオープンした。
今年8月に閉店したサトームセン跡に出店する同店は、約65坪の1フロア構成でデザインから施行は翔栄クリエイト(港区)が手がける。取り扱う商品はキャラクター雑貨や「アキバ系」の文字がプリントされたジャージで知られる豊天商店(ぶーてんあきんど)のアパレル商品などのほか、土産品、外国人観光客向けの「本物そっくり」のミニチュアフードサンプルやフィギュアなどで、取り扱いアイテムは3万点を越す。
店内配置は「ライトユーザーでも『雑貨屋』として気軽に入店できるよう」との配慮から、外部から中が見渡せるようになっておりエントランス付近は間近に迫ったクリスマス仕様の装飾を施し、キャラクターグッズやぬいぐるみを配置、奥に行くにつれフィギュアなどのコアユーザー層向け商品を陳列したという。同店ではオープンを記念して同社が手がけるガレージキットの復刻版や再販版も販売。同店での初年度店舗売上は24億円を目指す。営業時間は10時~20時。
同社によると、オープンの背景には海外で評価が高いフィギュア文化と外国人観光客へのアピール、および再開発により増加した女性層へのアピールがあり、ショップのコンセプトには「脱オタクのフィギュアテーマパーク」を掲げている。同店広報担当者は「これまでの来店客者層は、コアユーザーの方がメーンだったが、新店のオープンでカップルや家族連れ、観光客などライトユーザー層の取り込みも図れれば」と話している。