秋葉原に拠点を置く富士ソフト(神奈川県横浜市)は11月8日、日本企業向け中国ECソリューションビジネスに参入することを発表した。
EC市場で急成長を遂げている中国。市場規模は2011年には日本のEC市場規模を超え、9.5兆円、2014年には約25兆円規模に達し、日本の約2倍に成長すると予想。EC利用者数は、年間20%以上の伸び率を示し、2011年にはおよそ2億人、2014年には日本の総人口の約3倍にあたる3.5億人に達すると見込まれているという。
日本では、急成長を遂げる中国市場に参入を希望する企業が相次いでいるが、これまで日本企業が中国EC市場に参入する際、商習慣の違いや物流インフラなどの問題があり、期待した効果が得られないという課題があった。
これを受け同社は、中国市場でECソリューションベンダーとして、約10年の実績を持つ上海商派網絡科技有限公司(以下、ShopEx)と提携することに合意。ShopExの提供する中国ECパッケージを日本企業向けに共同でカスタマイズ開発し、中国EC市場参入を希望する日本企業向けにカウンターパートナーとなり、参入前のコンサルタント~参入後のシステム構築、運用サポートまでワンストップで提供していく。
価格(一例)は、市場リサーチ、経営性 ICPライセンス取得支援=1,000万円~、システム構築=1,000万円~、 コールセンター・運用監視・ショップ運営代行=月額100万円~。
2014年度までに累計10社6億円を目標に据える。