秋葉原で現在、道路空間に無線LAN設備を設置する社会実験が実施されている。
同実験は、東日本大震災時に携帯電話がつながりにくい事態が発生したほか、道路巡回を行った業者からの状況把握が困難になったことなどを受け、大規模災害発生時における通信手段の確保と通常時における一般ユーザーの通信環境の向上を目的に、国土交通省関東地方整備局と行政、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルなどで構成する通信環境整備社会実験協議会が行っているもの。
期間中、国土交通省関東地方整備局東京国道事務所万世橋出張所付近の国道17号の既設照明灯などに複数の無線LAN設備機器(アクセスポイント)を設置。災害時と通常時を想定した通信実験を実施しているほか、本格運用に向けたより良い方策の検討と制度改善の方向性を検討。一般利用者へのアンケートも行っている。
SSIDは「roadwifi」。実験区間内では誰でも無料で情報を発信・取得することができる。
実施は3月中旬までを予定する。