リンクスインターナショナル(千代田区外神田6)は2月下旬、米国のフラッシュメモリーメーカーMICRODIAと販売代理店契約を締結、3月より同社のメモリーカード製品の販売とワイヤレス製品、マルチメディア製品の取り扱いを順次開始する。
MICRODIAは1991年に米国カリフォルニア州で創業したデーター記憶メディアやワイヤレステクノロジーを手がける企業。1998年に日本以外で初めて高速NAND型フラッシュメモリーカードの生産を開始し、2002年には世界に先駆け(当時、世界で2社のみ)512MBのMMCカードとSDカードを発売した。以降、2005年にはメモリーカード月間生産数900万枚を達成し、世界で2番目の最大生産能力を獲得。2006年には、世界最大容量の16GB CFカードと8GB SDHCカードの発売などを開始した。
リンクスインターは市場に先駆けMICRODIAと代理店契約を締結。今後はminiSDカード、microSDカード、SDカード、CFカード、メモリースティック、MMCカードなどメモリーカード製品の販売と、フォトバンクやMP3/MP4プレーヤーなどマルチメディア製品、Bluetoothテクノロジを搭載したスピーカーフォン、ハンズフリーカーキット、ヘッドセットなどワイアレス製品の販売展開を行っていくという。
今回の代理店契約締結についてMICRODIAワールドワイドマーケティング担当のブラッド・マウラさんは「日本市場への参入は、私たちのフラッシュメモリーカードビジネスを広げる好機。日本のデジタル一眼レフカメラ市場は急激に伸びており、同市場が伸びることでさらに高性能なコンパクトフラッシュカードなどの需要が拡大すると見込んでいる。また、モバイル市場では多くの携帯電話で、音楽再生、メガピクセルカメラ機能など様々な機能や高性能化に伴い、より大きな記憶容量と高速な転送速度をもつフラッシュメモリーカードが必要とされている。そうした要求に対応できる世界最高レベルのフラッシュメモリーカードを日本のお客様にお届けしたい」と話している。