書泉ブックタワー(千代田区神田佐久間町1)などを展開する「書泉」が11月中旬、2017年度の「書泉トレンド趣味大賞」を発表した。
「書泉トレンド趣味大賞」は、「書泉」が「この趣味こそ、来年度流行(はや)ること間違いなし」と認定する賞。書泉スタッフが選んだ来年度流行ると予想する趣味10個を選ぶフェア「書泉趣味十選」で、関連商品の売り上げと来店客からの反響などを総合的に判断し決定。大賞になった趣味の普及に貢献した人・団体を「勝手に」表彰している。
今回、授賞したのは「山怪談」(=山で起こった怖い話)。大賞になった趣味の普及に貢献したことから、山怪談の第一人者として「山の霊異記」シリーズをはじめとする著書で知られる安曇潤平さんに、書泉から「勝手に」表彰盾を贈る。
書泉ブックタワー1階・推薦スタッフの江連さんは「これが実に面白い。『山怪談』小説の第一人者である安曇潤平先生は、登山者としてのご自身の実体験を基にして作品を描かれている。その淡々とした語り口には、どんどん恐怖をあおられる」と話す。
「小説を読んで、山への大きな畏怖(いふ)を感じつつ、『登山』と『恐怖』を同時に疑似体験。コレ、絶対お薦め。読んでいるうちに、実際に自分も山に登って同じ恐怖を味わいたくなるはず」とも。