秋葉原の電脳雑貨店「三月兎3号店」(千代田区外神田3)が1月29日、閉店した。
「三月兎」は海亀有限会社(外神田3)が手掛けていた雑貨店。パソコン関連グッズやゲーム関連グッズ、同人ゲーム・音楽CDなどを取りそろえ、マニアックな商品ラインアップや怪しげな店構えから秋葉原訪問者の心をつかんでいた。
2002年に出店した1号店は、ビルとビルの隙間にズラリと商品が陳列された路地が印象的な店舗で、ゲームパーツ、補修部品や交換用バッテリーなどを販売していたが昨年10月に閉店した。
2005年には2号店を出店したが2015年、1号店への統合に伴い閉店した。
2008年にオープンした3号店は系列店の中でも一番取扱品目が多く、パソコン周辺機器など他店では見かけないユニークなグッズを販売してきた。
2014年には「さんげっと」を出店。同人専門店として同人ゲーム、同人音楽のラインアップに力を入れてきたが昨年10月、1号店と時期を同じくして閉店した。
店主は、3号店閉店後の同店シャッターに張り紙を掲出し、「開店から15年間、皆様の温かいご支援をいただきました事、心より御礼申し上げます。この15年、店舗と致しましても非常に楽しく運営させて頂きました。ありがとうございました」とコメントを寄せる。
最盛期は秋葉原で4店舗を展開していた「三月兎」。3号店の閉店によりすべての実店舗が消滅したことになる。