ダイビル(大阪市北区)は11月、商業ビル「(仮称)秋葉原プロジェクト」(千代田区外神田1)の新築工事を始めた。
建設地は同社が2015年、東京都から入札で取得した秋葉原駅付近土地区画整理事業内保留地とその隣地。2005年に開業した「秋葉原ダイビル」と2010年に取得した1階にパン店「ヴィ・ド・フランス」が入る商業ビル「秋葉原ダイビル・駅前プラザ」に隣接する。
敷地面積は175坪で、延べ床面積は1500坪。建物は地上11階・地下2階。外観は、秋葉原が江戸時代から交通・貨物・市場・情報の拠点として活気ある場所であり続けてきた歴史を尊重し、江戸時代の工芸品「ガラスの重箱」をモチーフにする。テナントをガラスの箱に見立てて、これを積み上げたような外観にすることで、華やかさと活気を演出。ビルには飲食店や物販店が入る。
同社は「電気街やサブカルチャー関連店が立ち並ぶエリアと、駅前を中心とした再開発が進みビルが立ち並ぶエリアという、個性の異なるエリアの結節点に位置することから、両エリアを行き交う人々を引き寄せ、周囲ににぎわいを創出するビルを目指す」という。
竣工は2019年春を予定する。