アキバ3Dシアター(秋葉原UDX4階)で4月28日より、「鉄コン筋クリート」と「王と鳥」が上映される。
「鉄コン筋クリート」は漫画家松本大洋さんの出世作である同名漫画作品をマイケル・アリアスさん監督のもとアニメーション化したもので、昨年の東京国際映画祭特別招待作品となっているタイトル。一方、「王と鳥」はポール・グリモー監督が手がけた作品で、元々は「やぶにらみの暴君」の名で公開され、傑作と賞されながらも監督自身が納得いかなかったことから、作品の権利を買い戻し、新たな命をフィルムに吹き込み完成させたもの。ジブリの宮崎駿さん、高畑勲さんらが「この作品との出会いで、アニメの世界を志すようになった」という逸話も。
今回の上映は東京アニメセンターとアキバ3Dシアターを運営する新産業文化創出研究所(千代田区外神田4)主催によるゴールデンウイーク特別企画として上映されるもの。料金は大人=1,300円(2作品チケット同時購入時=1,600円)ほか。5月6日まで。
東京アニメセンター広報担当者は上映について「一見両極とも見られる作品の同時上映だが、アニメーション映画の面白さを大スクリーンで満喫できるのでは」と話している。