秋葉原駅中央改札口前広場で三菱地所(千代田区)が開発を進めていた「秋葉原センタープレイスビル」(千代田区神田相生町1)が4月27日、竣工した。
同ビルは同社出資のSPC(特定目的会社)が開発主体となり、同社がプロジェクトマネジメント業務を、三菱地所設計(千代田区)が設計・管理業務を、三菱地所プロパティマネジメント(千代田区)がテナントリーシングを受託したもの。
同ビルが立地するのは東京都が神田市場跡地や旧国鉄跡地などを中心とした地域で、土地利用の転換を図り、業務・商業・居住・文化などの機能を導入し、IT産業の世界的拠点を目指した街づくりを進めいている秋葉原駅付近土地区画整理事業施行区域内。
ビルの概要は、敷地面積=1,233平方メートル、延床面積=13,822平方メートルの地下2階・地上16階。施工は鹿島建設(港区)。事務所やマクドナルドなどの店舗のほか駐車場(46台収容)としての用途を予定しており、運営は三菱地所プロパティマネジメントが行なっていくという。
同日、SPCが保有する同土地建物の信託受益権は、ラサールファンドが組成するオータムリーブス特定目的会社へ譲渡されている。