サトームセン(千代田区外神田1)、マツヤデンキ(大阪市中央区)、星電社(神戸市中央区)から成るぷれっそホールディングス(港区)は5月15日、ヤマダ電機(群馬県前橋市)との株式譲渡契約を締結。ヤマダ電機の100%子会社となりグル-プ入りすることを発表した。
ぷれっそホールディングスは昨年10月設立。サトームセン、マツヤデンキ、星電社、3社の仕入業務の共通化、配送センターの統合、本部機能の集約などの面で業務統合を行なっていたが、一方で家電販売業界の競争環境は従来以上に厳しさを増し、業務効率向上によるさらなる利益率の改善を図ることが急務となっていた。
そこで、同社の強みである「地域顧客密着」というグル-プ戦略と相互補完関係を構築でき、かつ物流・仕入・システム対応の3分野で相乗効果を発揮できる企業との間で、業務・資本提携を検討。今回の株式譲渡、およびグループ化に至ったという。
これにより、ナショナルチェーンとして展開するヤマダ電機と地域密着型家電専門店である同社グループは、商圏のすみ分けを行ないながら、トータルサービスソリューションの実現を図る。