大日本印刷(新宿区、以下DNP)が6月6日、「神田明神CG空間」を公開した。
神田明神(千代田区外神田2)公認の下、開発したCG空間。DNPが文化・芸術関連のデジタルアーカイブ事業で培った立体物をレーザーで計測する技術や精細撮影技術のほか、多くのアングルで撮影した被写体のデジタル画像を統合して3DCGを作成するフォトグラメトリ技術などを使って、神田明神の境内や神殿などの構造・意匠を忠実に再現した。
「神田明神CG空間」では、神田明神資料館で開催されるイベントと連動して、神田明神が所蔵する資料をインターネット上で公開する。企画第1弾として、現在開催中の「こうじょう雅之武人画師10周年記念特別展」の作品の一部を「神田明神CG空間」で展示している。
今後は、DNPがAKIBA観光協議会と開発した「バーチャル秋葉原」とも連動し、秋葉原エリアと神田明神を基点とした国内外へのコンテンツ発信と、XR(Extended Reality)を生かしたコミュニケーション施策を展開していくという。