プレスリリース

解体予定ビルを活用した没入体験型防災訓練及び破壊訓練を実施

リリース発行企業:日鉄興和不動産株式会社

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 日鉄興和不動産株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三輪 正浩)は、2026年10月以降に解体予定の「興和西麻布ビル(第38興和ビル)」を活用し、2026年9月15日(火)・16日(水)にテナント企業等約120名を対象とした没入体験型防災訓練を実施。さらに、9月24日(木)・25日(金)には、東京消防庁の計10署から約120名の消防隊員が参加し、ドア・ガラスの破壊訓練や屋内検索訓練を実施しました。解体予定ビルを活用し、消防庁と連携した訓練は今回が初の試みです。
 本訓練では、解体予定ビルを防災訓練の場として有効活用し、平常時には実施が難しい実際のビル設備を用いた実践的な訓練を行うことで、参加者の災害対応力向上と地域防災力の強化に取り組みました。

 近年、首都直下地震や豪雨災害などへの備えとして、企業におけるBCP対策や防災意識の向上が重要視されています。一方で、実際のオフィス環境や消防設備を活用し、災害時の対応を実践的に学ぶ機会は限られており、初動対応力の向上や関係者間の連携強化が課題となっています。災害発生時には、テナント企業、ビル管理スタッフ、行政機関等が連携して迅速に対応することが重要です。そのため、通常の自衛消防訓練に加え、このような実践的な訓練機会を設けることで、有事における初動対応力の向上と関係者間の連携強化を図り、皆様の防災力向上につなげることを目的として実施しました。

▲没入体験型防災訓練の様子

▲消防隊員によるドア破壊訓練の様子

■官民連の没入体験型防災訓練
 2026年9月15日・16日には、当社オフィスビルの入居企業及び関係者向けに没入体験型防災訓練を実施しました。当日は東京消防庁麻布消防署、株式会社フラップゼロアルファ及び当社グループの日鉄興和不動産ファシリティーズ株式会社協力の下、2日間で40社を超える企業から120名のご参加をいただきました。
 今回の訓練は、首都直下地震に伴う火災発生を想定し、煙が充満した環境での避難訓練、消火器取り扱い訓練、AED取り扱い体験、エレベーター閉じ込め時の対応訓練、屋内消火栓放水体験に加え、帰宅困難者対応や備蓄品活用に関する初動対応のレクチャーを実施し、災害時に想定される一連の対応を学ぶ機会としました。通常のオフィス環境において、参加者が実際の設備を使用しながら訓練を行うことで、平常時には実施が難しい実践的な訓練を実現しました。
 また、今回初の試みとして、参加者の中に演者を配置した「没入型防災訓練」を実施しました。火災発生から避難完了までの過程において、演者が災害時に起こり得る行動や発言を再現し、周囲でさまざまな情報が飛び交う状況を演出することで、参加者は臨場感のある環境の中で、避難誘導や状況判断、周囲との連携の難しさを体感しました。これにより、防災意識の向上や災害対応力の強化を図るとともに、企業におけるBCPへの理解促進につなげました。

▲麻布消防署職員によるAED取扱い体験

▲屋内消火栓を使用し、放水時の圧力や操作方法を体験


▲帰宅困難対応等のレクチャー

▲演者による体調不良者発生時の再現


▲粉末消火器を放出し、煙による視界不良を体験

▲停電・煙充満下で、避難階段を利用し下階へ避難


【東京消防庁麻布消防署からの講評】
 首都直下地震などの大規模災害時には、消防署の対応力を超える程の多数の災害が発生することが予想されます。そのような時に重要になるのが、事業所の皆様の自助・共助の力です。今回の試みである解体前の建物を活用した没入体験型防災訓練では、災害の発生を疑似体験することができ、災害を自分事として捉えることのできる非常に興味深い取り組みだと感じました。今後も工夫を凝らした訓練を継続し、自衛消防力の向上を図っていただきますようお願いします。

■東京消防庁によるドア・ガラスの破壊及び屋内検索訓練
 2026年9月24日・25日には、東京消防庁第一消防方面本部及び麻布消防署との連携のもと、港区・千代田区・中央区を管轄する計10署から約120名の消防隊員が参加し、実建物を活用した大規模なドア・ガラスの破壊訓練及び屋内検索訓練を実施しました。
 破壊訓練では、大規模地震等の災害により建物内に人が閉じ込められた状況を想定し、オフィス内のドアやガラスをエンジンカッター等で破壊する救助活動訓練を実施しました。また、屋内検索訓練では、延焼中の建物を想定し、進入管理者を含む4名1組のチームが投光器や発動発電機、ロープ等を活用しながら建物内へ進入し、人命検索・救助活動の手順や連携要領の習熟を図りました。実際の建物を使用することで、通常の訓練では再現が難しい実践的な環境下での訓練が可能となり、消防隊員の災害対応技術の向上につながりました。

 当社は、本取り組みを通じて解体予定建物の地域防災に資する場として活用するとともに、東京消防庁をはじめとする関係機関との連携を深化させ、安全・安心なまちづくりと災害に強い地域社会の実現に貢献してまいります。


▲消防隊員による窓小破壊訓練

▲消防隊員による暗所における人命検索訓練


▲消防隊員によるエンジンカッター、バール、ストライカー等を活用してドア切断、局所破壊によるドア開放訓練

▲消防隊員によるエンジンカッター、バール、ストライカー等を活用してドア切断、局所破壊によるドア開放訓練

■施設概要
名称  :興和西麻布ビル(第38興和ビル)
所在地 :港区西麻布4-12-24
主要用途:事務所
延床面積:13,548.06平方メートル
構造  :鉄骨鉄筋コンクリート造
規模  :地上9階・地下1階・塔屋1階

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