
認定NPO法人 シェア=国際保健協力市民の会(東京都台東区、代表理事:仲佐保)は、外国人母子が安心して妊娠・出産・子育てに必要な保健医療サービスを利用できる社会の実現を目指し、医療通訳体制の拡充に向けたクラウドファンディングを2026年10月1日より開始しました。目標金額は400万円。東京都23区を中心に展開してきた医療通訳支援を東京都全域へ広げるとともに、希少言語への対応強化やオンライン通訳体制の整備を進めます。
プロジェクトページ?
■ 外国人母子が直面する「言葉の壁」
日本で暮らす外国人は増加を続けており、妊娠・出産・子育てを日本で経験する外国人家族も年々増えています。一方で、日本語によるコミュニケーションが難しいことから、妊婦健診や乳幼児健診、家庭訪問など、本来利用できる母子保健サービスにつながれないケースが少なくありません。
言葉が通じないことで、本人の不安や困りごとが支援者へ十分に伝わらず、必要な支援につながりにくい状況が生まれています。また、保健師や助産師、医療従事者側も、本人の状況や気持ちを十分に把握できない課題を抱えています。

■ 5年間で医療通訳の依頼は約5倍に増加
シェアは1991年から在日外国人への保健活動に取り組み、2016年からは外国人母子支援を開始しました。特に2021年以降は、母子保健の現場で医療通訳を活用できる環境づくりに力を入れています。
現在は妊婦健診、乳幼児健診、赤ちゃん訪問、発達支援など幅広い場面で医療通訳を派遣しており、対応言語は17言語。活動開始当初に比べ、医療通訳の依頼数は約5倍に増加しています。


■クラウドファンディングで目指す4つの挑戦
今回のプロジェクトでは、以下の4つの課題解決を目指します。
1. 地域の壁を越える
東京都23区を中心に展開してきた医療通訳支援を東京都全域へ拡大。
2. 距離の壁を越える
オンライン通訳体制を強化し、遠方地域や通訳者が不足する地域にも支援を届ける。
3. 言語の壁を越える
ウズベク語、ダリ語、シンハラ語など希少言語の医療通訳者育成を推進。
4. 理解の壁を越える
保健医療福祉従事者向け研修や市民向け啓発イベントを実施し、外国人母子支援の理解者を増やす。
■プロジェクト概要
・プロジェクト名:「言葉の壁を越えて、外国人母子にも必要な保健医療サービスを届けたい!」
・募集期間:2026年10月1日〜10月31日
・目標金額:400万円
・主な使途
-医療通訳派遣事業の拡充
-新規医療通訳者の研修・選考会実施
-通訳調整システムの改善
-外国人母子支援研修の開催
-市民向け啓発イベントの実施
プロジェクトページ?
※シェアでは、「言葉や住む地域によって必要な保健医療サービスを受けられない外国人母子をなくしたい」という思いのもと活動を続けています。医療通訳は単なる翻訳ではなく、外国人母子と支援者をつなぎ、安心して相談できる関係づくりを支える重要な仕組みです。今回のプロジェクトを通じて、誰も取り残されない母子保健の実現を目指します。

本リリースに関するお問い合わせ先
特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会
E-mail:info@share.or.jp
山本/松尾(在日外国人支援事業担当)
ホームページ:https://share.or.jp/index.html